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事務室ブログ#10_関西創価小学校のプロフェッショナルたちー仕事の流儀

関西創価小学校事務室の三津木です。

私は、NHKのテレビ番組「プロフェッショナル-仕事の流儀」がとても好きで良く見ていました。仕事の流儀には、その人の生き方が表れるというのがこの番組のコンセプトです。同番組に出演したプロフェッショナルたちは、自身の仕事の分野における深い知識と高い技術に誇りを持ち、最新の技術や智恵を取り入れ、日々刻々と変化する環境に適応できるようにしています。また、顧客やクライアントを満足させるために惜しみなく努力を続けます。

これらの特性を持つプロフェッショナルな人々。実は、関西創価小学校にも、日々の業務に自分流の流儀をもち、プロフェッショナルとして働くスタッフがいます。特に印象的な「仕事の流儀」をいくつかご紹介します。

警備員さんの仕事の流儀
まず、総合案内所の警備員さんの流儀です。この警備員さんは、私が、通勤用のバイクで学校の正門手前数十メートルに近づくと、その音を聞いただけで枯葉掃除の手を止め、足早に新聞を取りに案内所まで戻り、新聞の入った手提げ袋を私にさっと差し出して、敬礼をして私の正門通過を見送ります。なぜバイクの音だけで到着がわかるのか不思議で、毎日、魔法にかかっているようです。バイクの音を数十メートル先から察知する能力にはいつも感心させられます。ちなみに、私の通勤用のバイクは爆音を響かせているわけではありません(笑)。しかし、たまに私が路線バスの後ろについて正門に進入すると、バスの騒音と私のバイクの音が混ざって聞こえなかったのか、警備員さんは「しまった!」と首を傾げ、自分が反応できなかったことを悔いている表情を浮かべます。警備員さんの流儀は、音を聞き分けることができるほど、周囲の状況に敏感になること。それによって異変を早急に察知することが大切なのだと、仕事に対する真摯な姿勢に改めて感動しました。

児童の安全のために立哨する警備員さん

清掃スタッフさんの仕事の流儀
次に、清掃スタッフさんの流儀です。本校の清掃スタッフさんは短時間の中で、校内清掃、屋外の枯葉掃除、児童が使用するトイレなどを一気に掃除してくれます。その仕事は段取り勝負です。低学年のトイレではお漏らしなどのトラブルが日常茶飯事で、そうなると段取りが狂うこともあるようですが、それでも時間内にきっちりと仕上げてしまいます。時間内に仕事を終わらせるだけでなく、廊下では埃や塵がなるべく飛ばないように掃除を行い、屋外では木の枝が児童に当たらないように枝払いをするなど、どこまでも児童の安全面に最大限の注意を払いながら掃除をしてくれます。その徹底したプロ意識にはいつも感服させられます。

「校舎が綺麗だと心もピカピカになるでしょ」と清掃スタッフさん

給食スタッフさんの仕事の流儀
さらに、給食スタッフさんの流儀です。私が東京在勤中、小平市にあるとんかつ屋で食べた名物「ふぶきロースカツ」がとても恋しくなり、それを再現して欲しいとお願いしたところ、完成イメージと味のイメージをヒアリングされました。私は、「とんかつの上に大根おろしがたっぷり全面に乗っていて、それが吹雪みたいなんです。とんかつはソースで食べるのではなく、大根おろしのうえにタレをかけて食べるんです。そのタレはポン酢ではなくダシなんです」と伝えると、見事に再現してくれました。その再現率は申し分のない100%でした!有名シェフは一度食べた味を自分の舌で再現するという話は聞いたことがありますが、本校の給食スタッフは、一度もその料理を食べたことがないのに再現するスーパーシェフなのです。このような給食スタッフの技術と努力には心から敬意を表します。そのスーパーシェフが作る給食なので美味しいのは当然です。

毎日美味しい給食を作ってくれる給食スタッフさん

英語講師の仕事の流儀
そして、今年から採用になった英語講師にも流儀があります。それは一日、動画取材で密着することでわかりました。彼は、朝の出勤時、正門通過から自席に着くまでに、なんと約20分かかります。その間、何をしているかというと、児童と接しながら、日常のやりとりや遊びの中から英会話を引き出しているのです。授業開始前には、その日に授業を担当するクラスの下見に行き、児童がどのような反応をするのか、個人個人をチェックしてから授業に臨みます。休み時間も児童と遊びながら英会話を行っています。つまり、授業以外のところで、英会話の機会を創出し、彼のその姿勢に児童は自然と英会話を楽しみながら学ぶことができるというわけです。彼の流儀は「Always together(いつも児童と一緒にいることが大切なんです)」と言うのです。時間を惜しまず児童第一の精神で働く姿勢には頭が下がります。

このように、関西創価小学校には、児童のためにプロ意識で働く「仕事の流儀」を持った人がたくさんいます。それぞれのスタッフが、自分の役割を果たし、子供たちの成長を全力でサポートしています。そうしたスタッフが支える教育環境だからこそ、子供たちの学ぶ意欲も存分に発揮されていくのでしょう。私たち教職員も、これらのスタッフさんたちとともに、関西創価小学校の児童に素晴らしい教育環境を提供し、人材育成に寄与してまいりたいと思います。


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