教育コラム#1_笑顔の宝箱!"楽しむ"ために「笑顔」をつくる
こんにちは。
関西創価小学校 参事の三島千晃です。
この度、Noteで教育コラム「すくすくたけのこ」をスタートいたしました!
このコラムは、未就学児や小学生のお子様をもつお父さん・お母さんに広く読んでいただき、子育ての参考にしていただければとの願いを込めて、日々綴っていきたいと思いますので、みなさまどうぞよろしくお願いいたします。
「子どもは"笑顔の宝箱"」という言葉があります。今回は、「笑顔」について考えてみたいと思います。
本校を訪れた多くのお客様は、「笑顔いっぱいの学校ですね」と、訪問の感想を述べられます。関西創価小学校のスクールポリシーは、「明日も行きたくなる学校 未来につながる学校」ですが、「明日も行きたくなる学校」とは、「笑顔いっぱいの学校」とも言えます。
「笑顔」が身体に与える働きは、さまざまあります。
➀免疫力をアップする
②脳の働きを活発にする
➂幸せな気持ちにさせるなど、
その効果は絶大です。
よいことばかりが挙げられる「笑顔」ですが、「子どもを叱るために、つい大声を出してしまう!」、「毎日の子育ては修羅場です!」など、疲れて“笑顔でいられない”という声も聞こえてきます。子育ては想像以上に大変だと思いますが、その中で楽しさを実感し、いつも笑顔でいられたら幸せですよね。そんな子育てができる秘訣を綴ってみたいと思います。
“楽しむ”ために「笑顔」をつくる
人は感情を持っており、その感情に応じて表情が作られます。したがって、笑顔も"嬉しい"や"楽しい"といった感情から自然に湧き上がってくるものです。
笑顔はそうしたポジティブな感情の産物ですが、「失笑」「苦笑」「冷笑」「嘲笑」といった「ネガティブなもの」や「作り笑い」と呼ばれるものもあります。
でも笑顔には、"特別な力"があります。「作り笑顔」と「感情」の関係には、面白い事実が隠されているといいます。脳科学の研究によると、「楽しいから笑う」ということの他に「笑うから楽しい」という感情が生まれることも分かってきました。
つまり、"楽しい"⇨だから⇨"笑う"ということもあれば、"笑う"⇨だから⇨"楽しい"という、両方のベクトルがあり、不思議なことにその効果は、"どちらも同じ"だと言うのです。不思議ですよね。笑顔の力ってすごい!
私が強く心に残っている創立者・池田先生の言葉があります。
それは、「幸せだから微笑むのではない。微笑んでいくことが幸せの因になっていく。幸せだから微笑む、幸せの結果として微笑むんじゃないんだ。どんな大変なときも、そこでにっこり笑っていく、その命に福運が増していく」というものです。
毎日の生活には、いろいろな出来事が起こり、様々な感情が入り混じります。そうした中で、子育てをしているのが、現実の姿です。
しかし、漣(さざなみ)のように起こるそうした感情に左右されるのではなく、いつも自分の気持ちを"前へ 前へ"、"上へ 上へ"と向けていくことが大事なのです。