校長ブログ#6_当たり前のことを当たり前に
こんにちは。
関西創価小学校 校長の本房達哉です。
今、サッカーナショナルチームによるヨーロッパ選手権(UEFA EURO 2024)が行われています。7月15日の決勝戦に向けて、連日熱戦が繰り広げられています。
ヨーロッパの1番を決める大会なので日本代表は出場しませんが、日本代表がもし出場したとしたら、ワールドカップでグループリーグを突破したことのある日本でも、グループリーグの突破も難しいのではないかと思うぐらい、試合のレベルが高いです。さすが、サッカーの本場ヨーロッパです。
しかし、以前出場したサッカーワールドカップで日本代表が1番と話題になったことがありました。それはロッカールームの使い方についてです。例えば「サッカー 日本代表 ロッカー」 と検索してみてください。するとこんな記事にヒットします。
◯日本代表の「美しいロッカールーム」が再び伊で話題に
◯日本代表の試合後のロッカーを世界が称賛
◯日本代表がロッカーに残した置き手紙 海外称賛「真の一流だ!」
これはサッカー日本代表チームがワールドカップに出場するにあたって、今回の大会はロッカーをきれいにして帰ってくるぞと決意して乗り込んだわけではありません。(笑)
多くの日本人にとっては当たり前の「必要以上に散らかさない」「自分で使ったものは自分で片付ける」 といった、いわゆる日本の美徳が世界で賛嘆されているのだと思います。
先月、「学園ステイ」というプログラムを関西中高で行いました。一泊二日の泊まりがけのプログラムです。食堂をお借りして、3食ともいただきました。食事の後片付けのときにスープをこぼした児童がいました。その児童はトレイを持っていたので手が塞がっています。その瞬間、周りにいた児童がサッと動いて雑巾を持ってきて、こぼしたスープを拭いてくれました。周りにいた3人がほぼ同時に動いてくれていました。素晴らしい速さでした。そして、とても自然な振る舞いでした。私はとても感動しました。
本校では、給食の準備のときに自分の準備が早くできたら、まだできていない人の準備を手伝おう。友だちが何かをこぼしたりしたら、手伝ってあげよう。と低学年の頃から声かけをしています。また、そういった行動ができたときには、教員から「すごいね」「えらいね」と褒めるようにしてきました。普段からの声掛けと、できたことに対して褒めてあげること。そういったことの繰り返しがとても大切です。
学校の内外問わず、当たり前のことが当たり前にできるように、普段からの子供たちの所作に注目しながら教育に取り組んでまいりたいと思います。
※見出しの画像はchatGPTが作成しました。