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事務室ブログ#5_節目の大切さ

関西創価小学校事務室の三津木です。
先日、本校の竹林を整備をしていたところ、後輩職員が手伝ってくれました。整備中、廃棄する竹を活用して自分専用の青竹踏みを作ろうという話になり、竹を半分に割る作業を行ないました。

彼(後輩職員)は、竹を割ろうと鉈(なた)で必死に叩きますが、なかなか割れません。何度も何度も叩いて、やっとの思いで割り終えた時、「竹って想像以上に硬いんですね!」「なかなか割れませんでしたよ〜」と半ば息を上げながら言いました。
※運動不足気味の彼は1週間ほど筋肉痛になったそうです。

私は彼に「節が硬かったでしょ。竹は節が硬いから真っ直ぐ上に伸びることができるんだ。人生も同じだよ。節目がある人間はまっすぐ生きていけるんだ。そして硬い節目を作った人は、いろんな難題が起きてきても乗り越えられる。だから若いうちは折々に硬い節目を作っていくことが大切なんだよ」と伝えました。
彼は、まさか竹林整備を通して人生観を教わるとは思ってもいなかったと感慨深げな面持ちでした。 

これは私なりのOJT(On the Job Training)の一つです。先輩職員が模範となって仕事をやってみせます。次にその仕事の「コツ」を解説します。やってみせるだけでは、効率的に業務を遂行できない場合がありますので、後輩職員の質問も受けながら「コツ」の説明をしていきます。
そして、実際にやらせてみます。先輩の姿を見て「コツ」の説明を受けたとしても、実際に一人でやってみるとなかなかできないケースも多いものです。できなかったとしてもすぐには手を貸さず、しばらくじっと我慢してやらせてみます。最後にできたことを評価しつつ、「やってみてどうだった?」と聞いてみると、さきほどのような会話になったわけであります。

自分だけでやってしまえばそれで終わりです。しかし、後輩にやらせてみれば、そこにできたことの喜びの享受と技術の伝承という相乗効果が得られます。人には人数にも時間にも限りがありますが、「1+1=2+α」の「+α」を生み出せるよう、事務職員も最大の教育相乗効果を生んでまいりたいと思います。

※後日、後輩職員の彼は、自分の手で作った青竹踏みを愛用していると満足気に教えてくれました。

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