事務室ブログ#8_もう走るのをやめたほうがいいよ!小学1年生からの忠告
関西創価小学校事務室の三津木です。
先日、グラウンドの安全確認を兼ねて行っている、毎朝恒例のランニングを終え一息ついていると、登校してきた1年生の女子児童から声をかけられました。「なんでそんなに毎日走ってるの?」という純粋な質問に、私は「マラソンを早く走るために走ってるんだよ」と答えました。
彼女はさらに続けて「マラソンはいつあるの?」と尋ねてきました。「冬にあるんだよ」と答えると、「冬のために今から練習しないといけないの?」と不思議そうに聞いてきました。「そうだよ。大会は冬なんだけど、今からめっちゃ練習しないと速くならないんだよ」と説明しました。すると彼女からは予期せぬアドバイスが。「もう三津木さんは充分速いから、もう走るのをやめたほうがいいよ」と言うのです。
驚きとともに、私は彼女の優しい心遣いに感動しました。彼女は私の健康を心配して「毎日走ってると体が壊れるよ」と言ってくれたのです。「でもね、毎日じゃなくて、月曜日と金曜日はお休みしてるんだよ」と言うと、「それじゃだめ!もっと休んで!」としっかりした口調で私に言ってくれました。
その言葉に対し私は、「わかったよ。じゃあ、それにプラス、土曜日、日曜日も走るのをお休みにしよう」と提案すると、彼女は満足そうに教室に向かって行きました。
この出来事を通じて、私は彼女の優しさと純粋な思いやりに深く感動しました。自分のことだけでなく、他人の健康や幸福を真剣に考えるその姿勢は、大人顔負けの立派なものです。彼女のおかげで、私は自分のランニングスケジュールを見直すきっかけを得ました。そして、体の回復を最優先に考えることの大切さを改めて認識しました。
この心温まるエピソードを通じて、私たち大人も、時には子どもたちから学ぶべきことがたくさんあると感じました。本校の低学年モットーの一つである「思いやりのある子」をそのまま実践する彼女の優しさに感謝しつつ、今後も健康に気をつけながらランニングを続けていきたいと思います。