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事務室ブログ#13_音楽とランニングの不思議

事務室の三津木です。
健康維持と体力アップのために、49歳からマラソン始めてもうすぐ7年になります。体重も13kg減り、健康診断の数値は格段に良くなりました。今シーズンも様々な大会に出場し、自己ベスト記録を更新するために、日々練習を重ねています。LSD(ロング・スロー・ディスタンス)20km、100mダッシュ、山に入ってのトレラン、1000mインターバル走、疲労抜きジョグなど、自分の体力と回復の度合いをみて、体調と相談しながら自分でメニューを変えながら練習をしています。

Before & After(13kg減)

時には、イヤホンで音楽を聴きながら走ることもあります。聴いている曲のテンポが速ければ、速い歩調になり、ゆっくりの曲であれば、ゆっくりの歩調になっていきます。自分の脚の動きが勝手に音楽のリズムに合っていくのです。私は自分の歩調で気持ち良く走りたいので、その歩調に合ったリズムの曲を選択して走ります。そうすると、不思議なことに、暑い中でも、長い距離でも、そのテンポを維持して走ることができるのです。本来であれば、疲労感からくる「つらい!」という脳からの「SOS信号」も音楽によってかき消され、普段の走力以上に頑張ることができるのです。

このように、音楽を聴きながら走ることで走力アップを図ることができるのであれば、児童にも還元してみたいと思い、ある朝、試してみることにしました。朝練に登校してきた児童とグラウンドでのランニング時、私のスマホからある音楽を流しながら児童と一緒に走ってみたのです。その曲は、西城秀樹の「走れ正直者」という歌で、毎週日曜日の夕方に放送されている「ちびまる子ちゃん」のエンディングソングになっていた曲です。

走り出し前にスマホから発する音楽にリズムを合わせる

この曲は、非常にテンポが良く、アニメソングでもあるので、児童には良い効果が出るのではないかと、この曲を聞かせながら走らせてみました。すると、普段、いつも後方で3周を走りきる前に途中で歩いてしまう児童が、一生懸命、私が流している音楽に乗って、最後まで3周を走りきり、必死についてきてくれたのです。その児童は、ランニング後、「今日はとても走りやすかったです。最後まで頑張ることができました!」と言ってくれました。児童にとっては、音楽を聴きながら走ることは、とても新鮮なことでもあり、そのワクワク感も加わり、脳からのSOS信号を消すどころか、やる気スイッチが入ったのだと思います。ある意味で、児童の脳を騙した結果になりました。

朝のランニングを軽快に走る児童

この脳を騙すことによる走力アップの例は、ランニングに限った話ではなく、私たち大人が、人材を育成する上でも大事なことなのかもしれません。人をやる気にさせるために、絶妙な言葉をチョイスして声がけし褒める。それによって相手は"天にも登るような気持ち"になる。この褒め言葉も脳を騙すことになります。ランニングに参加する児童には「すごく速いねぇ!将来は大学駅伝選手になれるよ!」と言うと、具体的なイメージが湧き、更に頑張れると思うのです。

音楽を聴きながら全力を出し切りヘトヘトの児童たち

私たち大人も、何気ない会話や声掛けの中でも良く考えて、いろいろな言葉を選びながら対人関係を磨いていけたらいいなと思っています。
と、このnoteも音楽を聴きながら書いてました!(笑)。


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